蔵王ウッディファーム ウッディ・ルージュ 2018 750ml 日本ワイン 山形
赤 ミディアムボディ
産地 山形県上山市
ブドウ品種 メルロ70%、カベルネソーヴィニヨン24%、カベルネフラン6%
樽熟成 11~12ヶ月(新樽7%)
アルコール 10.7%
従来 「メルロ」として出荷されて来たワインが2018よりモデルチェンジ。
メルロ以外の比率を高め、落ち着きと上品さが加わった味わいとなっています。
さらに瓶詰めから2年以上ワイナリーのセラーで熟成させており、熟成香と樽香の混然一体となった「出汁」のような味わいをリリース直後から楽しめるのも嬉しいところです。
濃厚とは対極にある日本ワインらしい味わい、「ヴィンテージに無いものを無理に求めない」ウッディファームの矜持が反映されたワインです。
【テイスティングノート】
抜栓したてにわずかにメトキシ臭(ピーマン臭)が感じられましたがスワーリングするとすぐなくなりました。ボルドースタイルの香りがとても芳香、口に含むと熟成香と落ち着いた果実味がバランスよく広がります。
ボリューム感こそありませんがウッディファームらしい繊細で上品な味わい、まさに「出汁」のようなニュアンスが感じられます。
濃厚系ワインとは対極にある「侘び寂び」の世界、2018ヴィンテージですが、私のような熟成ワインファンには堪らない味わいです。