ドメーヌ茅ヶ岳
「日本一ちいさなワイナリー」と自称するドメーヌ・茅ヶ岳さんは山梨県韮崎市、韮崎ICのすぐそばに位置しています。
元々ご実家がぶどう栽培農家だった安部正彦さんが脱サラ後、山梨大学に通い、準ワイン化学士を取得した後に開業、2015年が初ヴィンテージでした。
元々は生食用ブドウの生産が主体で醸造用ぶどうは全て地元メーカーに販売していたそうです。
が、山梨におけるワインのブランド力、ワインツーリズム等への可能性に魅力を感じて脱サラ、ドメーヌ設立に至ったんだそうです。
初ヴィンテージの2015年が「日本で飲もう最高のワイン」コンテストで「ベスト日本ワイン」に選出された注目の生産者です。
現在製造しているのはマスカットベーリーA1種のみ、自社ぶどう園のため収穫を2週間程度遅らせることが可能で糖度20度以上のぶどうが収穫でき、かつベーリーA特有の香気成分である「フラネオール」がとても豊富に含まれた理想的な葡萄を収穫することができます。
100%樽熟成されていますが樽の力に頼ることなく、「いかにぶどうのポテンシャルを上げることができるか」ということを課題にしている安倍さん、
3年間ワイン造りをしてきてあらためて「葡萄の良しあしが全て、そのために理論に基づいたデータを活用して行きたい」と仰っていました。
2017年ヴィンテージから甲州もラインナップに加わる予定、これから要注目の生産者です。